青色申告10万円控除にチャレンジ 自分で5つの帳簿をつけてみよう


白色申告と青色申告(10万円控除)はどちらも帳簿つけが義務化されており、実質することは変わりない内容になっています。

フリーランスになった人は、まずは青色申告(10万円控除)から自分でやってみて、青色申告(65万円控除)を目標にしてみるとよいでしょう。

青色申告はなんとなく難しくて面倒くさく思われることがあります。
白色申告を選んでいる方は、青色申告の事を知らなかったという方もいますが、青色申告は面倒くさそうで選ばなかった方もいます。
ただし、白色申告は実質的に青色申告と変わりないようになっています。

以前白色申告で所得300万円以下の人は帳簿をつける義務はありませんでしたが、2014年から白色申告の人全員は「帳簿への記帳」と「記録の保存」(帳簿類や領収書の保存)が義務化されています。

つまり、青色申告でも白色申告でも帳簿つけは義務付けられているので、白色申告を選ぶメリットはほぼありません。

下記表のように申告の種類によって、求められる内容に違いがあります。

  白色申告 青色申告10万円控除 青色申告10万円控除 青色申告65万円控除
記帳方法 簡易な記載による記帳 簡易簿記 現金式簡易簿記 複式簿記
会計原則 発生主義会計 発生主義会計 現金主義会計 発生主義会計
確定申告書の
書類
・確定申告書B
・収支内訳書
・確定申告書B
・青色申告決算書
(貸借対照表は
作成義務なし)
・確定申告書B
・青色申告決算書
(現金主義用)
・確定申告書B
・青色申告決算書
帳簿書類 収入金額や必要経費を
記載した帳簿
・現金出納帳
・経費帳
・売掛帳
・買掛帳
・固定資産台帳
現金出納帳 ・総勘定元帳
・仕訳帳
・現金出納帳
・預金出納帳
・経費帳
・売掛帳
・買掛帳
・固定資産台帳 
など
帳簿記帳の
難易度
手書きでも可能 手書きか
Excelで可能
手書きでも可能 会計ソフト必須
届出関係   事前に青色申告の
承認申請必要
事前に青色申告の
承認申請必要
事前に青色申告の
承認申請必要
制限など     所得300万円以下  

白色申告の帳簿書類としては「収入金額や必要経費を記載した帳簿」とされていて、青色申告(10万円控除)では簡易帳簿といって「現金出納帳、経費帳、売掛帳、買掛帳、固定資産台帳」の5種類が指定されていますが、実質的に求められているものはどちらも同じになるので、5種類の帳簿つけを自分でしてみましょう。

青色申告10万円控除の簡易帳簿の記帳(5種類)

現金出納帳

現金出納帳は毎日記入していこことがコツです。

記入するのをあとでまとめてと考えていると、最近のことは覚えていますが時間が経つと記憶が曖昧になるからです。

電車代など領収書が発行されないものは出金伝票などに記録しておきましょう。
売上代金の回収時には忘れずに領収書を発行しましょう。

(複写式の領収書にして控えを残しておきましょう)

残高はマイナスの値にならないように気をつける必要があります。
マイナスの残高になっていると、記入漏れがあるか日付など間違っている可能性があります。
そのままにしないで原因を見つけましょう。

経費帳

経費は、決算書を見ると「租税公課」「荷造運搬費」「水道光熱費」「旅費光熱費」…とあらかじめ勘定科目が印刷されていますが、発生した勘定科目について経費帳を作成します。

決算書に無い勘定科目であれば自分で設定することも可能です。(事業に関わるものに限る)

勘定科目ごとの金額を集計して、決算書の経費欄に記入していきます。

売掛帳

売上を発行した請求書などで売掛金(ツケ)計上します。
得意先ごとに売掛帳を作って管理します。

売掛帳を作っておくと、入金が滞った場合など早期に発見して対応できます。
売上の把握は、発生主義と言われ代金が入金されたときではなく請求時や納品時に計上されます。

売掛帳の売上金額を合計して、決算書の「①売上(収入)金額」に得意先全ての分を合算して記入します。(一年分1月1日から12月31日までの合計額)

買掛帳

売掛帳と同じ感じで、受け取った請求書や納品時に買掛金(ツケ)計上します。
仕入先ごとに買掛帳を作って管理します。

仕入の把握は、発生主義と言われ代金を支払ったときではなく、請求を受けたときや納品時に計上されます。

買掛帳の仕入金額を合計して、決算書の「仕入金額」に支払先全ての分を合算して記入します。
(一年分1月1日から12月31日までの合計額)

固定資産台帳

青色申告のメリットとして30万円未満であれば一度に経費にできます。

30万円以上の資産は、耐用年数で購入金額を分割して経費(減価償却)とします。

さらに使用している資産について、プライベートでも使用している場合は、事業として使っている割合を把握しておき、経費(減価償却)を事業分だけの経費に分けて計上します。

この事業分の経費が、決算書の「⑱減価償却費」に記載されることになります。

減価償却費の計算書は決算書3ページで計算します。
(減価償却は難しいと感じたら決算書の書き方も含め税務署で確認してみましょう)

以上のように5つの簡易帳簿まで作成できると、確定申告を税理士に依頼した場合には報酬を安くできることも可能です。
自分でできるところは出来るだけやってみると、数字の全体像が見えてきて事業の管理もやりやすくなってきます。

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【編集後記】
今日は早めに仕事を終えて散髪に行きました。

【昨日の1日1新】
シェアサイクル
電動アシスト付き自転車

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